実際にはどんなもの?

季節のテーブル(ネイチャーテーブル)とは、棚や窓辺、たんすの片隅といった小さな場所に、家族やクラスがその季節にもたらされたものを集めるコーナーです。秋にはトチの実をいくつか。冬には淡い色の絹布と石をいくつか。春には花の枝と鳥の巣を。

ふつうの意味での飾りではありません。外で起きていることを、ゆっくりと、みんなで記録していくもので、子どもが自分の目の高さで見られる場所に置きます。

何を置けばいいの?

外で見つけたものなら、ほとんど何でもかまいません。松ぼっくり、木の皮、乾いた種の穂、羽根、貝殻、すべすべの石。こうしたものと一緒に、多くの家庭では一年中置いておき、季節ごとに役割が変わる手づくりの品をいくつか加えます。木製ツリーや小さな家、5月には草原に、1月には雪原になるフェルトのマットなどです。

数は多くなくてかまいません。ものが詰め込まれたテーブルは、かえって面白さを失います。子どもが手に取って動かせるものが3つか4つあれば、触ってはいけないものが20個あるよりも、ずっと長く心をとらえます。

一年を通した移り変わり

大切なのは、ものよりもリズムです。季節の変わり目ごとにテーブルを替えると、子どもには楽しみに待つものができ、時の流れに静かに気づくきっかけにもなります。

  • 春:明るい緑、花の枝、種、瓶の中で育っている何か。
  • 夏:貝殻と砂、乾いた草、鮮やかな色。
  • 秋:トチの実、どんぐり、種の穂、深い赤や茶色。
  • 冬:葉の落ちた枝、白や灰色のウール、ろうそくを一本。

子どもたちが何度も戻ってくる理由

そこにあるものが、何をすべきかを子どもに指示しないからです。木製ツリーは木です。けれど同時に、マストにも、見張り台にも、誰かが暮らす場所にもなります。教育者がオープンエンドと呼ぶのはこのことです。そのものが、子どもが自分で決める余地を残しているのです。

光って音楽が鳴るおもちゃは、すでに子どもの代わりにそれを決めてしまっています。彫った一片の木は、決めていません。

今週、始めてみましょう

まず場所を選びます。子どもの手が届く低さのところです。その季節に合う色の布を敷きます。それから外へ出かけて、持ち帰るものを子どもに3つ選んでもらいましょう。それだけで季節のテーブルの完成です。ほかのものは、何年もかけてゆっくり加えていけばいいのです。

素材についてひとこと

木とウールは美しく年を重ね、手に持ったときの感触がプラスチックとは違います。よりあたたかく、より重みがあり、ひとつひとつが均一ではありません。その違いこそが、テーブルに触れたくなる理由のひとつです。手づくりの品を加えるなら、自然素材で、一度にいくつもの意味を持てるくらいシンプルな形のものを探してみてください。